個人情報漏洩は防ぎきれない。それでも、私たちにできること ~シン・MMC episode1~

マネーコントロール

最近、不正アクセスや個人情報漏洩のニュースをよく聞きます。

「今使ってるサービスは大丈夫かな?」

「クレジットカードを不正利用されたらどうしよう…」

「いろんなアプリ使ってるけど、個人情報大丈夫かな?」

そんな漠然とした不安を感じる人も多いと思います。

結論から言うと、個人情報漏洩を完全に防ぐ方法はありませんが、極端に恐れる必要はありません。

自分にできる対策をやるしかありません。

というか。

極端な話、個人情報は既に漏れてると思ったほうがいいです。

スマホ、ネット社会、AI時代

…そんな環境で個人情報を守りきるというのは、正直無理ゲーだと思います。

既に漏れてるという前提で対策するしかありません。

テレビやネットのニュースでは、被害の大きさや深刻さばかり強調されます。

「私たちは具体的に何をすればいいのか?」という情報が、十分に伝わらないと感じるんです。

メールアドレス・電話番号は、より価値の高い個人情報を手に入れるために使われる

メールアドレスや電話番号が漏洩しても、ただちに被害を受けることはありません。

クレジットカードやパスワードなどの、より価値の高い個人情報を手に入れるために使われます。

つまり、メールアドレスや電話番号を起点にして、フィッシング詐欺や詐欺電話を仕掛けます。

それらを防ぐことさえできれば、全く問題ないんです。

フィッシング詐欺とは、偽のウェブサイトに誘導し、IDやパスワード、クレジットカード番号などを盗み取るネット詐欺です。

実在する企業になりすまして、メールやSMSを送ります。

最近だと

「Amazon お支払い方法のご確認について」

「アカウント安全のための確認です」

のようなフィッシングメールが届きます。

フィッシングメールの対策は、メールやSMS のリンクから直接サイトに入らないことです。

面倒でも、ネット検索やブックマークからサイトに入り、ログインして確認してください。

また、メールやSMSの件名を検索するのも効果的です。

「Amazon お支払い方法のご確認について」を検索すると、フィッシング詐欺の可能性が高いと出ました(笑)

また、企業や自治体が「ユーザーネームやパスワードを聞き出すことはありません」のようなアナウンスをすることもあります。

公式サイトにそういうアナウンスがないか?確認してください。

詐欺電話の対策は「知らない番号に出ない」。

これだけです。

逆に言うと、普段からよくかける番号や、折り返しが来る予定の番号は、あらかじめ電話帳に登録する必要があります。

そうしないと、知らない番号だと思ってスルーしてしまいます。

少々面倒ですが、電話番号をネット検索するのも手です。

高確率で勧誘や詐欺と出ます(笑)

もし万が一、電話に出てしまった場合

…少しでも詐欺っぽさを感じたら、スグに電話を切ってください。

クレジットカード(デビットカード)、サブスク、後払いアプリは、利用状況を常にチェック

クレジットカードやデビットカードの情報が流出すると、非常に危険です。

普段からアンテナを張って、不審なログインや利用がないかチェックしてください。

小さな異変、違和感に気づくのが、最大の防御です。

まずやるべきことは、利用してるサービスを全部洗い出すことです。

銀行口座、クレジットカード、デビットカード、証券口座、カードローン、後払いアプリ、ネットショップ。

PayPayのような決済アプリ、動画配信などのサブスク、ポイントサイト、ポイ活アプリなどのお金が絡むサービスは全部確認します。

特に、ポイ活をやってる場合、ポイントをもらうためにクレジットカードを作ったり、口座開設します。

そういうのは結構忘れがちなので、漏れなく確認してください。

そして、洗い出したサービスの利用状況を確認します。

使ってない銀行口座、証券口座、決済アプリにお金が残ってるなら、即回収。

ポイントサイトやポイ活アプリのポイントも、常にポイント残高ゼロに近い状態にするのが望ましいです。

不正アクセスで抜き取られる可能性があるからです。

登録した覚えがないサブスクを見つけたら、請求元を確認し、即解約。

クレジットカード、デビットカード、カードローン、後払いアプリの不正利用を見つけたら、スグ連絡してください。

そして、あなたが管理しきれる数だけ残し、残りはお金を全部引き出して放置するか、解約します。

あまり使わないクレジットカード、カードローン、後払いアプリは必ず、利用停止にするか解約してください。

アプリをアンインストールしたまま放置すると、不正利用される可能性があります。

パスワードを使い回さないようにするコツ。パスワードの管理方法

「パスワードを使い回すのはやめましょうって簡単に言うけど…いちいち新しいパスワード覚えてられないんだけど」

「たくさんのパスワード管理するの、めんどくさいんだけど」

「毎回パスワード再発行でログインする羽目になりそうなんだけど」

…なるほど。

確かに、複数のパスワードを管理するのは、めんどくさいです。

でも、複数のサービスで同じパスワードを使い回すと、どこか1つのサービスからパスワードが漏れた時に、ほかのサービスに不正ログインされるリスクがあります。

「じゃあ、どうすればいいのさ?」

…

…お答えしましょう。

まず、パスワード管理アプリを使います。

マスターパスワードを入力してアプリを開くと、たくさんのパスワードが一度に表示される仕組みです。

私は、無料のSISパスワード管理アプリを使ってます。

有料のサービスなら、1Password(ワンパスワード)などもあります。

百聞は一見にしかず。これらのアプリを探して、インストールしてください。

そして、ネットショップや銀行口座などの大事なパスワードは、アプリに保存せずノートに手書きします。

パスワード管理アプリにもリスクはあります。絶対安全ではありません。

とはいえ。全部のパスワードをノートに手書きするのは、非常にめんどくさい。

なので、「大事なパスワードのみ」紙に書くわけです。

また、パスワードはできるだけ長く、推測されにくいものを設定してください。

目安として10文字以上を意識し、できれば記号も使いたいところです。

パスワード管理アプリの自動生成機能を使えば、ラクにパスワードを作れます。

当たり前ですが。

誕生日や名前、電話番号など、他人に推測されやすいパスワードはやめましょう。

「Dej43%Gf5」のような、何の脈絡もない記号の羅列が一番です。

パスワードを強くするだけでなく、二段階認証やパスキーも活用するといいです。

二段階認証とは、パスワードに加えて別の方法でも本人確認を行う仕組みです。

パスキーとは、パスワード入力の代わりに、スマホのロック解除を使ってログインする仕組みです。

パスキーは偽サイトで機能しないので、フィッシング詐欺に強いです。

また、スマホのロック解除を利用するので、パスワードを覚える必要がありません。

注意点は、スマホの端末をなくしたり壊れたりすると、ログインできなくなる場合があることです。

また、二段階認証、パスキー共に、対応してるサービスが限られてる点にも注意が必要です。

スマホアプリをインストールするときの注意点

スマホアプリは便利です。

ポイ活でもお世話になってます。

とはいえ。

スマホアプリも情報漏洩の原因になることがあります。

しっかり対策しておきましょう。

まず、アプリの権限を確認してください。

アプリによっては、連絡先や位置情報、カメラ、マイクなどへのアクセスを求めてくることがあります。

ここで考えたいのが

「その権限は本当に必要なのか?」

ということです。

例えば、ゲームアプリが連絡先へのアクセスを求めてきたら…おかしいですよね。

電卓アプリが位置情報を求めてくるのも、違和感バリバリです。

もちろん、「ポケモンGO」や「トリマ」のような、位置情報を必要とするアプリはあります。

でも、そういうアプリじゃないのに位置情報を求めてくるなら、疑ってかかったほうがいいです。

既にインストールしてるアプリの権限を確認するなら

設定 → アプリを選択 → 権限

で確認してください(Androidの場合)。

怪しい権限があれば、「◯◯(アプリ名) 権限」で検索すると、その権限を必要とする理由が出てくることもあります。

どう考えてもおかしい権限があれば、その権限を許可しないか、アプリ自体をアンインストールしましょう。

「半年以上放置してるアプリ」や、「何のために入れたのか?わからないアプリ」を断捨離するのも重要です。

長期間アップデートされてない古いアプリが、不正アクセスの温床になる可能性があるからです。

インストールする前に、レビューや評価をチェックするのも対策の1つです。

ただし、レビューはあくまで参考程度にとどめてください。

「レビューが良い = 安全」ではありません。

そして、必ず「App Store」や「Google Play」などの、公式ストアにあるアプリをインストールしてください。

公式ストアにあるから安全というわけではありませんが

…それでも、出所の分からないアプリより、ちゃんとした所にあるアプリをインストールした方が確実です。

また、運営会社や開発者を調べるのも大事です。

会社名を検索したり、AIに入力してください。

…今後、私もポイ活アプリを紹介する時は、運営会社や開発者もちゃんと書こうと思います。

違和感に気づく力を身に付ける

冒頭でもお話しましたが

…どんだけ対策しようが、個人情報漏洩を完全に防ぐことはできません。

だからこそ、何かおかしいという違和感に気づく力が大事です。

ログインしてないのに、ログイン通知が届いた。

身に覚えのない決済やパスワード変更の通知が届いた。

知らない相手から不自然なメールが届いた。

こうした小さな違和感を見逃さないようにしてください。

異変に早く気づくことで、被害を最小限におさえることができます。

最悪の事態に備えておく

何度も言いますが、個人情報漏洩を完全に防ぐのは不可能に近いです。

「既に情報が漏れてる」ことを想定して、最悪の事態に備える必要があります。

不正アクセスへの備えは、防災に似てます。

地震を完全に防ぐことはできません。

だからこそ、避難経路を確認したり、非常用品を用意します。これと同じです。

完璧に防ぐことはできなくても、被害が起きたときの行動を知っておけば、落ち着いて対処しやすくなります。

例えば、クレジットカードの不正利用の場合、次の手順で対処します。

1、「本当に不正利用なのか?」確認する
2、カード会社に連絡して停止する
3、警察に届け出る
4、カードの再発行手続きをする
5、「補償されるかどうか?」確認する

まず、「本当に不正利用かどうか?」を確認します。

実際の店舗名ではなく、運営会社名や決済代行会社名が利用明細に記載されることもあります。

家族が利用してる可能性も考えましょう。

不正利用が判明したら、カードを停止して警察に届け出。

そして、再発行手続きや補償の確認をします。

この一連の流れを覚えておけば、いざという時にパッと対応できます。

何か起きてから慌てて調べるのではなく、普段から対処方法を知っておくのが大事です。

まとめ

個人情報漏洩、不正アクセス対策で、私たちにできることは限られてます。

それでも、できることはあります。

・メールやSMSのリンクから、直接サイトに入ってログインしない
・普段からよくかける番号や、折り返しが来る予定の番号は、あらかじめ電話帳に登録する
・現在利用してる「お金が絡むサービス」を全部洗い出す
・パスワード管理アプリを使う
・大事なパスワードは紙に書く
・二段階認証やパスキーを活用する
・スマホアプリの権限を確認する
・アプリをインストールする前に、レビューや運営会社、開発者を調べる
・小さな違和感に気づく力を身に付ける
・最悪の事態に備え、被害が起きたときの行動をシミュレーションしておく

正しい対処法を知れば、ニュースを見るたびに不安になることはありません。

情報漏洩のリスクを、必要以上に怖がらなくていいんです。

「完璧な対策を目指す」のではなく、「正しい対処法を知る」。

これが、情報漏洩に対する一番の防御術です。

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