本来、ポイ活というのは
「普通に買い物して、購入金額に応じてポイントをもらう」
という、シンプルなものです。
しかし、最近のポイ活は、スマホやキャッシュレス決済の普及により、かなり複雑になってます。
そのため、システムの穴を付いたポイント稼ぎの手法が登場し、SNSなどで拡散されるわけです。
前回の記事で、なるべく「win-win」のポイ活をしましょうと言いました。
「win-win」でないポイ活は、遅かれ早かれ無くなるからです。
今やってるポイ活が、自分にとっても事業者にとっても「win-win」かどうか?
一度立ち止まって考える必要があります。
クレジットカードのポイント還元
クレジットカードは、普通に使うだけだと還元率が少ないですが…
「対象店舗なら還元率アップ」
「年間100万円利用したらボーナスポイント」
などの条件をつけることで、高還元されます。
この場合の対象店舗は大抵、カード会社に何らかのメリットをもたらす店舗です。
「年間100万円~」の条件を付ける狙いは、「このカードをもっと使おう」と思わせることです。
利用者はポイントをもらえる。カード会社は利用額を増やせる。
基本的に「Win-Win」です。
ただし、注意点があります。
それは
「年間100万円利用でボーナスポイント!」
という条件を達成するために、必要以上の買い物をすることです。
そうなると
「ポイントをもらうために支出が増える」
という、本末転倒な状態になります。
口座開設キャンペーン(案件)
ポイ活でよく見かけるのが、銀行や証券会社などの口座開設キャンペーン(案件)です。
新規口座を開設するだけで、ポイントがもらえます。
口座を作るだけでポイントがもらえるので、利用者側からするとお得に感じます。
ではなぜ。事業者側は口座開設に高額なポイントを払うのでしょうか?
事業者側はポイントを払ってでも、「口座を開設する」という面倒なハードルを越えてほしいと思ってます。
口座を開設してもらえば、その後に様々なビジネスを展開できるからです。
給与振込口座にしてくれるかもしれない。
投資商品を購入してくれるかもしれない。
別のサービスを使ってくれるかもしれない。
つまり、事業者からすると、最初にポイントを払ってでも、将来の顧客を獲得する価値があります。
まさに典型的な「Win-Win」です。
クレジットカード作成案件
クレジットカードの新規発行も、口座開設と似てます。
「新規カード作成で◯◯円!」という案件です。
これも、事業者側に明確な目的があります。
まずは、「クレジットカードを作る」という面倒なハードルを越えてもらうこと。
そして、実際にカードを利用してもらうことです。
このポイ活で注意したいのが、カードの使いすぎです。
例えば、ポイントを1万円分もらったとしても、それ以上の金額を無駄に使ったら意味がありません。
日常の範囲内で適度に使って、ポイント還元を美味しく頂くのが、正しいポイ活のやり方です。
FXの口座開設、取引
これも口座開設と似てますが…取引があるので別枠で解説します。
事業者側の狙いは、「口座開設」と「取引してもらうこと」です。
ただし、条件となる取引の金額がデカイものが多く、もらえる金額以上に使ってしまう可能性があるので、注意が必要です。
カードローン
事業者側の目的は「口座開設」と「カードローンを利用してもらうこと」です。
しかし、調子に乗って使いすぎると、後で大変なことになります。
自己破産を経験した私は、カードローンの案件をオススメしませんが
…もしやるなら、少額だけ借りて、すぐに返すといいです。
くれぐれも、リボ払いに手を出すのは、絶対にやめてください。
紹介(招待)キャンペーン
紹介(招待)キャンペーンとは、紹介する側もされる側も、報酬がもらえるシステムです。
これにより、事業者側は効率的に新規ユーザーを獲得できます。
事業者、紹介者、新規ユーザーの3者にメリットがある、「Win-Win」どころか「Win-Win-Win」のポイ活です。
ただし、この仕組みもずっと続くわけではありません。
新規ユーザーが十分に集まれば、報酬を払ってまで新規ユーザーを集める必要がなくなるからです。
そうなると、紹介報酬が減額されたり、紹介条件が厳しくなることもあります。
場合によっては、キャンペーン自体が終了することもあるんです。
また、最初から「○月○日まで」と期限を決めているキャンペーンもあります。
つまり、今は「Win-Win」でも、ずっと「Win-Win」とは限らないわけです。
そして、紹介キャンペーンには別の問題もあります。
紹介者が、紹介報酬欲しさに、事業者側の意向を無視した紹介を行うことです。
私は昔、ブログアフィリエイトというビジネスをやったことがあります。
noteでの情報発信とは違い、WordPressで本格的なブログを作り、「A8.net」のようなASPを利用して、商品やサービスを紹介して収入を得るというものです。
アフィリエイトの仕組みは、紹介キャンペーンと少し似てますが…大きな違いは、紹介された側に報酬がないことです。
紹介する側は、報酬をもらうために、レビュー記事を書きます。
すると、紹介者が「この商品は最高です!」と、良いことばかり書くわけです。
ひどいケースでは、報酬を得るために、事実と異なる情報を書くこともあります。
そうなると、実際に商品を購入した人から、事業者にクレームがいきます。
「広告費を払っているのに、顧客からのクレームが増えるのはおかしい!」
と思った事業者側は、アフィリエイトから撤退します。
つまり、私が言いたいのは
…紹介者だけが得をする紹介方法をやると、「Win-Win」でなくなり、キャンペーンが終了する可能性があるということです。
レシート・歩数・動画・移動系
レシートを撮影したり、移動や歩数でポイントが入るポイ活もあります。
これらのポイ活は、ユーザーに広告を見てもらうことで成り立ちます。
「広告を見る時間」と「もらえるポイント」の価値を天秤にかけて、これらのポイ活と付き合うべきです。
アンケートポイ活
アンケートに回答すると、ポイントがもらえるポイ活もあります。
これは、アンケートサイトが調査費用を企業から受け取り、その一部を回答者へのポイントとして還元するものです。
つまり、ユーザーはアンケートに回答する時間を提供してポイントを得ます。
これも、時間とポイント数を天秤にかけて、付き合うものです。
ゲーム案件
ゲーム案件とは、「ゲームをインストールして、○日以内にレベル○まで到達すると○◯円」というものです。
ゲーム運営側の目的は、ゲームを知ってもらうこと。
そして、実際にプレイしてもらい、ハマってもらうことです。
昔はお金を払ってゲーム買ってたのに…時代は変わりましたね。
それはさておき。
ゲーム案件にも「時間」というコストがあります。
1000円分のポイントをもらうために10時間ゲームすると、時給換算で100円です。
また、これはゲーム案件特有のあるあるなんですが
…ポイ活としてゲームをプレイしたのに、気づけばハマってるというケースもあります。
まあ、楽しいのであれば、別にいいんですが
…ハマり過ぎに注意してください。
このポイ活。自分だけ得か?事業者側だけ得か?みんな「win-win」か?
私はこれまで、様々なポイ活を実践してきました。
その全てに共通しているのは、「ポイ活はお金配りではない」ということです。
ポイントの裏側には必ずと言っていいほど、事業者側の目的があります。
だからこそ。
これからポイ活をするときは
「このポイントは、誰が、何のために払っているんだろう?」
と考える癖をつけてください。
ポイントの裏側にある「事業者側の目的」まで考えることで、ポイ活とのいい付き合い方が見つかるんです。

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