ポイ活は「お金配り」じゃない。少し立ち止まって、ポイントの裏側について考える ~MMC episode 25~

ポイ活

本来、ポイ活というのは

「普通に買い物して、購入金額に応じてポイントをもらう」

という、シンプルなものです。

しかし、最近のポイ活は、スマホやキャッシュレス決済の普及により、かなり複雑になってます。

そのため、システムの穴を付いたポイント稼ぎの手法が登場し、SNSなどで拡散されるわけです。

前回の記事で、なるべく「win-win」のポイ活をしましょうと言いました。

「win-win」でないポイ活は、遅かれ早かれ無くなるからです。

今やってるポイ活が、自分にとっても事業者にとっても「win-win」かどうか?

一度立ち止まって考える必要があります。

クレジットカードのポイント還元

クレジットカードは、普通に使うだけだと還元率が少ないですが…

「対象店舗なら還元率アップ」

「年間100万円利用したらボーナスポイント」

などの条件をつけることで、高還元されます。

この場合の対象店舗は大抵、カード会社に何らかのメリットをもたらす店舗です。

「年間100万円~」の条件を付ける狙いは、「このカードをもっと使おう」と思わせることです。

利用者はポイントをもらえる。カード会社は利用額を増やせる。

基本的に「Win-Win」です。

ただし、注意点があります。

それは

「年間100万円利用でボーナスポイント!」

という条件を達成するために、必要以上の買い物をすることです。

そうなると

「ポイントをもらうために支出が増える」

という、本末転倒な状態になります。

口座開設キャンペーン(案件)

ポイ活でよく見かけるのが、銀行や証券会社などの口座開設キャンペーン(案件)です。

新規口座を開設するだけで、ポイントがもらえます。

口座を作るだけでポイントがもらえるので、利用者側からするとお得に感じます。

ではなぜ。事業者側は口座開設に高額なポイントを払うのでしょうか?

事業者側はポイントを払ってでも、「口座を開設する」という面倒なハードルを越えてほしいと思ってます。

口座を開設してもらえば、その後に様々なビジネスを展開できるからです。

給与振込口座にしてくれるかもしれない。

投資商品を購入してくれるかもしれない。

別のサービスを使ってくれるかもしれない。

つまり、事業者からすると、最初にポイントを払ってでも、将来の顧客を獲得する価値があります。

まさに典型的な「Win-Win」です。

クレジットカード作成案件

クレジットカードの新規発行も、口座開設と似てます。

「新規カード作成で◯◯円!」という案件です。

これも、事業者側に明確な目的があります。

まずは、「クレジットカードを作る」という面倒なハードルを越えてもらうこと。

そして、実際にカードを利用してもらうことです。

このポイ活で注意したいのが、カードの使いすぎです。

例えば、ポイントを1万円分もらったとしても、それ以上の金額を無駄に使ったら意味がありません。

日常の範囲内で適度に使って、ポイント還元を美味しく頂くのが、正しいポイ活のやり方です。

FXの口座開設、取引

これも口座開設と似てますが…取引があるので別枠で解説します。

事業者側の狙いは、「口座開設」と「取引してもらうこと」です。

ただし、条件となる取引の金額がデカイものが多く、もらえる金額以上に使ってしまう可能性があるので、注意が必要です。

カードローン

事業者側の目的は「口座開設」と「カードローンを利用してもらうこと」です。

しかし、調子に乗って使いすぎると、後で大変なことになります。

自己破産を経験した私は、カードローンの案件をオススメしませんが

…もしやるなら、少額だけ借りて、すぐに返すといいです。

くれぐれも、リボ払いに手を出すのは、絶対にやめてください。

紹介(招待)キャンペーン

紹介(招待)キャンペーンとは、紹介する側もされる側も、報酬がもらえるシステムです。

これにより、事業者側は効率的に新規ユーザーを獲得できます。

事業者、紹介者、新規ユーザーの3者にメリットがある、「Win-Win」どころか「Win-Win-Win」のポイ活です。

ただし、この仕組みもずっと続くわけではありません。

新規ユーザーが十分に集まれば、報酬を払ってまで新規ユーザーを集める必要がなくなるからです。 

そうなると、紹介報酬が減額されたり、紹介条件が厳しくなることもあります。

場合によっては、キャンペーン自体が終了することもあるんです。

また、最初から「○月○日まで」と期限を決めているキャンペーンもあります。

つまり、今は「Win-Win」でも、ずっと「Win-Win」とは限らないわけです

そして、紹介キャンペーンには別の問題もあります。

紹介者が、紹介報酬欲しさに、事業者側の意向を無視した紹介を行うことです。

私は昔、ブログアフィリエイトというビジネスをやったことがあります。

noteでの情報発信とは違い、WordPressで本格的なブログを作り、「A8.net」のようなASPを利用して、商品やサービスを紹介して収入を得るというものです。

アフィリエイトの仕組みは、紹介キャンペーンと少し似てますが…大きな違いは、紹介された側に報酬がないことです。

紹介する側は、報酬をもらうために、レビュー記事を書きます。

すると、紹介者が「この商品は最高です!」と、良いことばかり書くわけです。

ひどいケースでは、報酬を得るために、事実と異なる情報を書くこともあります。

そうなると、実際に商品を購入した人から、事業者にクレームがいきます。

「広告費を払っているのに、顧客からのクレームが増えるのはおかしい!」

と思った事業者側は、アフィリエイトから撤退します。

つまり、私が言いたいのは

…紹介者だけが得をする紹介方法をやると、「Win-Win」でなくなり、キャンペーンが終了する可能性があるということです。

レシート・歩数・動画・移動系

レシートを撮影したり、移動や歩数でポイントが入るポイ活もあります。

これらのポイ活は、ユーザーに広告を見てもらうことで成り立ちます。

「広告を見る時間」と「もらえるポイント」の価値を天秤にかけて、これらのポイ活と付き合うべきです。

アンケートポイ活

アンケートに回答すると、ポイントがもらえるポイ活もあります。

これは、アンケートサイトが調査費用を企業から受け取り、その一部を回答者へのポイントとして還元するものです。

つまり、ユーザーはアンケートに回答する時間を提供してポイントを得ます。

これも、時間とポイント数を天秤にかけて、付き合うものです。

ゲーム案件

ゲーム案件とは、「ゲームをインストールして、○日以内にレベル○まで到達すると○◯円」というものです。

ゲーム運営側の目的は、ゲームを知ってもらうこと。

そして、実際にプレイしてもらい、ハマってもらうことです。

昔はお金を払ってゲーム買ってたのに…時代は変わりましたね。

それはさておき。

ゲーム案件にも「時間」というコストがあります。

1000円分のポイントをもらうために10時間ゲームすると、時給換算で100円です。

また、これはゲーム案件特有のあるあるなんですが

…ポイ活としてゲームをプレイしたのに、気づけばハマってるというケースもあります。

まあ、楽しいのであれば、別にいいんですが

…ハマり過ぎに注意してください。

このポイ活。自分だけ得か?事業者側だけ得か?みんな「win-win」か?

私はこれまで、様々なポイ活を実践してきました。

その全てに共通しているのは、「ポイ活はお金配りではない」ということです。

ポイントの裏側には必ずと言っていいほど、事業者側の目的があります。

だからこそ。

これからポイ活をするときは

「このポイントは、誰が、何のために払っているんだろう?」

と考える癖をつけてください。

ポイントの裏側にある「事業者側の目的」まで考えることで、ポイ活とのいい付き合い方が見つかるんです。

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